生きる希望が持てない中で、「人生最後に旅行へ行きたい」「旅行へ行ける体力をつけて思い出を作りたい」「生きる楽しみのために旅行をしたい」などの声が多く聞かれるようになり、それだったら今までにない医療介護専門職が運営、同行、介助、看護をする旅行会社を作ればこの方たちの希望となれるかもしれないと思い旅行サービスじぇぷとを立ち上げました。現状は難病指定の患者やその家族などから旅行の依頼があり、その方の心身機能、病状、進行具合を観光先の環境と合わせて考慮しプランニングをしています。そのプランで旅行当日、医療介護専門職が同行して旅行をサポートして安心して旅行を楽しんでいただき、最高の思い出を作っていただくサポートをしています。

①　お客様の満足度向上による、新規顧客の獲得数ＵＰ
5年後には当社代理店を全国に10か所以上、10年後には海外への進出を考えております。当社独自の登録制同行ボランティアが2年で全国に80名以上在籍し、当社で認定した同行者（一人で企画・運営・同行できるスタッフ）は現在10名います。旅行代理店を全国配置し全国の要介護者がバリアなく旅行できる環境を作り多くの方に旅行をしていただきたいと思います。
②　福祉職のキャリアデザイン
各福祉事務所や有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などの入居者の方を旅行へ連れて行けるようなスタッフを育成し、定期的な旅行を企画していくことでまずは東海エリアの施設単位での旅行者を増やし、東海エリアから全国の福祉職が活躍できるフィールドをデザインしていきます。

＜社会に対する影響＞
病気や障害を抱えた人が旅行へ行く事により、病気や障害を理由に外出や旅行をあきらめる人が減り、どんな人でも社会に関わる機会を創出することができます。また、障害を持つ人の社会参加の機会が増えれば、病気や障害に対する理解も深まり、地域共生社会に向けた一助になり得ます。
＜地域経済に対する影響＞
地域共生社会が実現できれば、障がい者雇用の促進や1憶総活躍社会に向けて社会の中での障害者理解が深まることが期待でき、企業内での障害者雇用率があがることが期待できます。

今後迫っている超高齢化社会を迎えるにあたり難病を発症しても、家族に介護してもらえる人の数は減っていくと予想されています。
その中で自分のやりたいことなど人生でやり残したことをやりたいと思ってもなかなか言い出せない現状になる。そこで「旅行サービスじぇぷとで旅行に行ける！」「どんな状態でも何かしらのプランを考えてくれる！」と思っていただき旅行をあきらめずにいつまでも実現できる時代がくると考えています。

70代パーキンソン病のお客様
『旅行サービスじぇぷとは、行きたいところに連れて行ってくれます。
「こんなところに行きたい」「こんなことがしたい」といろんな要望を出させていただきました。
そして参加すること30回。どんなところでも行きたいところに連れて行ってくれます』