生活関連サービス業

HANAイノベーション株式会社

LINEによる花贈りコンシェルジュ『ハナクル®️』

これまで花を贈ったことがない人でも、LINEでお友達登録しておくだけで、いつでもどこにいてもカンタンにお花を注文&贈ることができる新しいサービス。日本一の花の産地「愛知県」から、日本全国にお花をお届けしています。

企業等データ
設立2013年7月
所在地愛知県豊橋市神野新田町ワノ割93-3
従業員数4名
URLhttps://www.hana-inv.co.jp
資本金110万円
TEL0532-32-8787
事業者紹介
人と花をつなぎ、感動を創造する

HANAイノベーション株式会社は、花のプロデュース会社です。国内の花のマーケットは、平成12年(2000年)をピークに、この20年間で半分以下に落ち込んでいます。私たちが本社を置く愛知県は、中でも57年間連続花の生産額日本一を誇る産地であり、これまでに多くの生産者の方々がその技術を継承し、産地を育ててきました。このまま花のマーケットが縮小すれば、このような素晴らしい愛知の産業が潰れてしまう。そのような危機感から、花の消費拡大を目的とした花の企画・営業・プロモーションに特化した事業を行なうために、2013年に会社を立ち上げました。私たちの理念は「感動創造!!」花は、人の心を豊かにするものだと信じています。私たちは、そんな花の良さを、一人でも多くの人が体感できるきっかけを提案し続けたいと思います。

サービスの経緯と目的
大切な記念日を、花でお祝いしてほしい

新たな花の消費を生むきっかけ作りとして、2011年から「花男子プロジェクト」という男性から女性に花を贈る「男性の花贈りの文化を広げる」プロモーション活動を全国各地で行っています。この活動を通じて「花っていいね」という多くの共感を得られたものの、一方で、「花を購入する」という購買行動に移るまでにはまだ多くの課題が残っており、その課題をクリアすべく、現代の消費者が花を購入しやすい新たなプラットフォームとして、LINEを使って簡単に花を贈ることができる新たな花贈りのサービス「ハナクル®️」を立ち上げました。

サービスの特徴と独自性
僕はもう、結婚記念日を忘れない・・・!

ハナクル®️のペルソナは、「花をあまり贈ったことがない、働き盛りのサラリーマン男性(既婚)」です。彼らから一番よく聞く失敗談は「結婚記念日を忘れていた・・・」というエピソード。この男性陣の悩みを、花で解決したいと考えたのが始まりです。ハナクル®️のキモは、「いつでもどこでもスマホ一つで簡単に」「大切な記念日を忘れずに」「失敗なく」お祝いできること。これらを実現したサービスとなっています。
①プラットフォームはLINE
忙しい仕事の合間、例えば電車の移動時間など、ちょっとした空き時間で花の注文から決済までを完結できるよう、プラットフォームはLINEを採用。LINEでハナクル®️とお友達登録しておくだけでいつでもどこでもお花を贈ることができます。
②リマインド機能
ハナクル®️には、記念日登録をしておくと、2週間前に記念日のお知らせをしてくれるリマインド機能が無料でついています。一度登録しておけば、大切な記念日を忘れることはもうありません。
③花贈りコンシェルジュ機能
ハナクル®️には、10,000組以上の花贈りを提案してきた専属のコンシェルジュが在籍しています。「用途」「贈りたい相手の年齢」「相手の性別」を選択するだけで、花贈りコンシェルジュがシーンに合うお花を用意してくれるため、お花を注文したことがない方でも確実に、失敗しない花贈りができるようになっています。

サービスにおける生産性向上のポイント
新たな花の需要拡大と、花の廃棄ロス削減

2011年から8年間、花男子プロジェクトの活動を通じて調査した結果、「花を贈ったことがある」という人は「5人に1人」。実に80%もの方が、これまでに花を贈ったことがないというのが日本の現状です。ハナクル®️は、この「80%の潜在顧客」にアプローチし、これまで花業界がアプローチできなかった新たな顧客層を掘り起こしています。
また、ハナクルは®️は完全予約制のため、花の廃棄ロスを大幅に減らす仕組みを作っています。一般消費者向けに店頭で花を販売している販売店(花屋)の多くは先行仕入れを行うため、仕入れの30〜50%が廃棄ロスとなり、ここが経営課題にもなっています。ハナクルは完全予約制のため受注生産を可能にし、廃棄ロスを効率的に削減することで、花屋の経営体質改善につなげることができます。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
花市場の拡大と、後継者作りへの寄与

ハナクル®️では、花束の制作を自社で行わず、提携店舗(花屋)に委託しています。「ハナクル®️で注文→弊社で各店舗に振り分け→花屋で制作・発送」という流れ。そのため、弊社ではシステム運用のための手数料のみをいただき、その他の予算は花屋にお渡しする仕組みとなっています。
1990年以降、全国で約8000件以上の花屋が店を閉めている現状ですが、ハナクル®️を通じて新たな顧客開拓を行なうことによって、花業界全体の売上向上に貢献する共に、愛知県内でこれから活躍する花業界の後継者に、魅力ある仕事を見せ、地域の後継者作りにも貢献していきたいと思います。

今後の展望
花を通じて企業の成長に貢献を

① 法人開拓による事業拡大
ハナクル®️を通じて、法人向けの新規開拓を行なっています。具体的には「福利厚生」として、一年に一回、社員が好きなタイミングで花を贈れる制度を導入いただく提案をしています。例えば、「自分の誕生日に、両親に花を贈り感謝を伝える」「奥さんの誕生日に、いつも支えてくれてありがとうの花贈りをする」などです。それによって、家族からも応援される=社員が安心して働ける環境を花を通じて提案し、企業に貢献していきたいと考えています。
② 障害者雇用の創出
対応可能な花屋がある程度飽和したタイミングには、自社にてハナクル専用の出荷工場を用意し、障害者雇用も行いたいと考えています。花はうつ患者を回復に向かわせる効果があると言われており、花の仕事に携わることでそのような人が活躍する場も提供したいと考えています。

コメント

社長・担当者からの一言

花を贈るという行為は贈った方も贈られた方も二人が幸せな気持ちになれる文化です。そんな花贈り文化を普及させるため、ハナクルを開発しました。ハナクルは花屋で花を買ったことのない方が気軽に簡単に「花贈り」ができる全く新しいサービスです。代表取締役 近藤祐司

お客様の声

移動時間にパパッと花を注文できて助かった(30代男性)
奥さんが、花でこんなに喜ぶとは思わなかった・・・(40代男性)
今年も結婚記念日を忘れていたのですが、ハナクルから通知がきて気づけました。(30代男性)

※このページの情報はすべて2020年1月現在の情報です。

成功事例

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