生活関連サービス業

【特別賞】有限会社タキコウ縫製

子供たちの未来に向けたサス テナビリティ体験サービス

使用済みビーズクッションの無料回収を行い、プラスチックのない海・ SDBs サーフボード体験や 、 サスティナブルなビーズク ッション TOY ワークショ ップを行い 、 子供たちと共にアップサイクルを体験するサービス 。

企業等データ
設立平成元年12月22日
所在地愛知県岡崎市日名中町4番地8
従業員数26人
URLhttps://hanalolo.com
資本金300万円
TEL0564-22-3993
事業者紹介
オリジナルブランド ハナロロ

『ハナロロクッション・ソファの店』の母体である「有限会社タキコウ縫製」。愛知県岡崎市に縫製工場を構える創業51年の会社。元々はOEM主体の製品を作っていた。しかし、2000年代半ばから多くの企業が製造拠点を海外に移し、仕事の依頼が減少。
このまま衰退を待つくらいなら、自分たちがやりたいことをやろうと、オリジナル商品の企画を開始。その販路を拡大しようと、EC事業に進出し、お客さまのニーズにあわせて改良を重ねるなか、オリジナルのビーズクッションがヒット商品へ成長。
2018年には、ビーズ発泡機と製綿機を導入し、世の中に「ないものをつくる」アグレッシブな商品開発で独自の魅力を持つ会社である。

サービスの経緯と目的
廃棄ビーズの回収と販売

「ビーズってどう捨てたらいいの?」楽天市場のお客様の問い合わせから廃棄ビーズを使ったサステナブル商品開発を始めた。試行錯誤を重ね、廃棄ビーズを25%使用したプラントポットやサーフボードの商品化に成功した。
次に課題になったのが、どうやって廃棄ビーズを回収するか。お客様負担で送ってもらうのは送料が高額になり、困難だと考えた。そこで地元配送業者に、クッションの配達と同時に廃棄ビーズの回収を行う事でドライバーの時短やガソリン代節約になるのではと交渉を進め、2021年2月15日よりビーズクッション本体のみの販売と無料回収を開始した。

サービスの特徴と独自性
子供たちの未来に向けたサステナビリティ体験サービス「SDBs」

“プラスチックのない海を目指す”をコンセプトに2021年より取り組んでいる。
全国のビーチにある発泡スチロールのごみを子供たちと回収し、ハナロロの技術でサーフボードに加工。そのボードで子供向けのサーフィンスクールを実施するというものである。この活動に関わってサーフィンを体験することで、環境について考えるきっかけになってくれたらと願っている。
 また、ハナロロの看板商品、ビーズクッションをアレンジして子供達にSDGs体験をしてもらうワークショップを実施している。
“裁断ロス”と呼ばれる本来破棄される生地や、使用後のビーズを使ったぬいぐるみに、色を塗ったり端切れを貼ったりして自分だけのオリジナルぬいぐるみをつくろう!という内容だ。ハナロロの想いをオンラインだけではなく、リアルでより多くのお客さまに知ってもらおうと2023年より開始した。
 

サービスの成果・社会や地域に対する影響
地域密着型の職場「ハナロロファーム」

「ハナロロファーム」とは、地域に託児スペースなどを併設した縫製工場をつくり、雇用を生み出すことで、その地域の人たちが愛着のある町で暮らせるようにする、という活動である。
きっかけは毎年職場への受け入を行っている、地元の高校生インターの一言。数日間の実習の最後に「ハナロロさんのような会社があれば、大好きな地元にいながら私の理想の生活ができる!」と言ってくれたこと。それを聞いて「ハナロロのビジネスなら、地方創生に活かせるのではないか」と強く感じた。
第一弾として、私たちの拠点・岡崎にほど近い、愛知県田原市に新たな縫製工場を造設した。ファームという言葉には、地域で働く人を“増やす”、人と地域を“育てる”という意味を込めている。

コメント

社長・担当者からの一言

日々、縫製してくれている縫子さん達の付加価値を上げようと、商品開発をしてきた。これからもその想いは変わらない。地球のため、未来の子供たちのために、ハナロロものづくりストーリーを沢山の仲間たちと共創していく。代表取締役 滝川 進 

※このページの情報はすべて2024年1月現在の情報です。