その他

【特別賞】株式会社 Askalカバン工房

使い終えたランドセルから持続可能な新たな命

6年間使い終えたランドセルに職人が新たな命を吹き込み、ランドセルの廃棄削減と、思い出と共にずっと使っていただける財布などへ作りかえ、想いを紡ぐ持続可能な形への新たな提案。

企業等データ
設立2014年5月20日
所在地愛知県一宮市明地字西七丁原32-1
従業員数29名
URLhttps://askal.jp/
資本金50万円
TEL0586-58-4531
事業者紹介
思いを紡ぐランドセルリメイクで、日本中の子供達を笑顔に!

当社は革小物・バッグを製作する小さな工房。
私と子供との会話の中から生まれたランドセルのリメイク事業だが、現在では当社のメイン事業に発展。小学校6年間の思い出のつまったランドセルを職人達が財布などへ作り変え、思いを紡ぎ、持続可能な形への提案を行っている。
また当社が本社を置く一宮市は繊維産業が盛んな関係から、縫製技術を持った方が多く在籍。その地域特性・地域産業を活かし事業を営んでいる。

サービスの経緯と目的
アップサイクルという、廃棄問題の1つの解決方法

私たちは「ランドセルリメイクを文化に!」を目指し、廃棄されるランドセルの持続可能な提案を行っている。
世の中には、まだ使えるはずの物が多く廃棄されている。食品、衣料、さらにはまだ住む事の出来る住宅さえも取り壊されている現状である。
SDGsは直訳すると、持続可能な開発目標。素材を変えるなど大きな開発目標は、当社のような小規模な企業では取り組む事が困難だが、自社の技術で新たな物の価値を提供する事なら出来る!
当社はアップサイクルの観点で新たな価値を提供して持続可能な社会を目指している。

サービスの特徴と独自性
職人達による百貨店品質への挑戦

ランドセルリメイクと聞くと、ランドセルを小さくするサービスを思い浮かべる方が多いのではないか?当社のランドセルリメイクの特徴は、財布へ作り変える事にある。一般的にはランドセルの素材に厚みがある為、財布への作り変えは困難な作業となるが、そこに挑戦しただけではなく、さらに百貨店品質にする事で、お客様の満足度の向上を追求してきた。
6年間の想い出のつまったランドセルから新たな価値を生み出し、高品質を担保する事で新たなサービスを提供している。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
新たな市場を築き、地域経済を活性化

ランドセルリメイクという新たな市場を築いた事により、コロナ禍においても雇用の創出に寄与している。また、リーダーに女性を登用し女性の活躍促進宣言を実施。仕事と家庭の両立を支援する為、ライフスタイルに合わせた勤務を可能にし、女性が能力を発揮できる環境を整備し、2022年3月には「あいち女性輝きカンパニー」の認証を得て、女性が活躍できる職場作りに努めている。
また当社では、愛知県SDGs登録証、一宮市SDGsパートナーとしても積極的にSDGsの認知活動を行っており、地域の学生の学びの場としてSDGsに触れる機会も創出している。

コメント

社長・担当者からの一言

ランドセルリメイクによって、SDGsを学ぶきっかけになり、持続可能な社会へ少しでも近づければ幸いである。今後も女性の活躍を促進し、ものづくり王国愛知の新たなブランドを目指し社会に貢献出来るよう尽力する。事業推進本部長 山田 勝 

※このページの情報はすべて2023年1月現在の情報です。