企業等データ
設立 | 2015年3月2日(法人化) |
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所在地 | 海部郡蟹江町今字早稲田1-31 |
従業員数 | 4名 |
URL | https://www.harashoji.jp |
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資本金 | 300万円 |
TEL | 0567-95-7470 |
事業者紹介
非常食の販売・期日管理で安心と安全を届ける
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株式会社原商事は2006年に創業し、包装資材や包装機械の販売を主に手掛けてきた。2015年法人設立を契機に、新規事業として“非常食の見張り番”を開始した。
企業理念は幸せの「4つのポリシー」を持って行動すること。すなわち”非常食の見張り番”を通じて,
(1)お客様、取引先、当社社員、地域の皆様とつながりをもち、(2)迅速かつ丁寧な対応を心がけ、(3)期日管理付きの非常食販売という今までにない新しいサービスを提供することで、(4)非常食、備蓄食のことなら原商事に任せれば安心だと感じていただくことが当社の喜びである。
サービスの経緯と目的
非常食の困りごとを解決するサービスとして誕生
「非常食の期日管理が煩雑で困っている」、「期限切れが発生しないか心配だ」といった介護施設等からの声を受け、当社専務が前職の福祉車両リース業務で培った期日管理のノウハウを”非常食の見張り番”に応用しサービスを開始した。商品の種類によって異なる賞味期限を一括管理し、賞味期限案内や入替促進をおこなう。お客様のメリットとして、管理業務の負担軽減、常に期限内の非常食を備蓄できる、期限切れに伴う大量の「食品ロス」軽減の効果がある。
南海トラフ巨大地震など自然災害への備えが求められる今、社会的意義の高いサービスであるという誇りを持ち、その普及に努めている。
サービスの特徴と独自性
非常食のワンストップサービス
非常食を販売する会社は数多くあるが、お客様に最適な商品構成、備蓄量、コスト、栄養バランス等を考慮した導入時のトータルコーディネートをはじめ、その後のメンテナンス(期日管理、賞味期限通知、入替案内)まで含めたワンストップサービスができるのは当社“非常食の見張り番”の強みである。
導入検討のお客様には、栄養価が高く、長期保存が可能で、簡単に食べられることの3点に優れた商品の紹介、試食会を行っている。特に当社が販売特約店として販売しているサバイバルⓇフーズは賞味期限25年の長期保存性、国内製造による味わいと品質の高さ、省コスト、省スペースが可能で好評を得ている。
サービスにおける生産性向上のポイント
医療・介護施設から一般企業まで、備蓄をサポートする
現在は医療・介護施設をメインに168事業所で“非常食の見張り番”を実施中(2021年12月末)。商圏の約90%は愛知県内にあり、地元密着でサービスを展開しているが、全国組織のお客様との取引も増えて活動範囲は徐々に広がっている。一般企業からの問い合わせも多くなっている。
また非常食を筆頭に、防災用品や衛生用品、家具、カーテン等の施設備品、リハビリ機器をはじめとする医療機器など、幅広い品目を当社で取り扱っているため、サービス導入後のお客様から、その他備品類の相談をいただき、購入していただく事例も多く、お客様と長く強固な関係性を築くことができる。
サービスの成果・社会や地域に対する影響
社会や地域にとって「役立つ備蓄」を目指す
お客様に予め賞味期限をお知らせすることにより、スケジュールを組んで日常食として施設利用者に提供したり、防災訓練・炊き出し訓練用として活用していただく。このフローは期限切れによる「廃棄処分」、すなわち「食品ロス」の軽減につながっている。また、あるお客様は賞味期限案内のタイミングを通常より前にして、期限にゆとりのある非常食を各支援団体に提供する活動をCSRの一環としておこなっているケースがある。
このような取り組みは社会、地域全体の防災意識向上につながる。
今後の展望
自然災害と感染症、両側面での備蓄の必要性
企業防災においてBCP(事業継続計画)策定が重要度を増している近年、非常食に対する関心は高くなり、煩雑化する期日管理や入替業務のメンテナンスをカバーする“非常食の見張り番”ニーズはさらに増えると考えられる。
また、医療・介護施設では新型コロナウイルス感染拡大により通常の厨房業務がおこなえず、非常食を利用する事例があった。非常食は自然災害への備えだけではなく、感染症対策の側面からも必要だという認識に変わりつつある。
展示会や勉強会を通じて、“非常食の見張り番”サービスを周知させると共に、安心できる備蓄を啓蒙していく。