企業等データ
設立 | 2013年5月29日 |
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所在地 | 愛知県名古屋市中区丸の内2-16-3 丸の内A・Tビル10F |
従業員数 | 91名 |
URL | https://unifa-e.com |
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資本金 | 4,000万円 |
TEL | 052-212-5717 |
事業者紹介
“家族×テクノロジー”で世界中の家族コミュニケーションを豊かに
「“家族×テクノロジー”で世界中の家族コミュニケーションを豊かにする」というミッションの元、IoTやICT支援によって保育業務の負担軽減および保育の品質向上を実現する未来の保育園「スマート保育園構想」の創造を目指し、インターネット写真/動画サービス「ルクミーフォト」や保育園でのお昼寝中の体の向きや体動チェック用のアプリ「ルクミー午睡チェック」などを提供。
子どもたちの今日の様子や健康に関わる各種データを活用して、園児の健やかな成長を支援し、世界中の家族コミュニケーションを豊かにすることを目指す。
サービスの経緯と目的
お昼寝中の園児の安心・安全を見守る“午睡チェックサービス”
ルクミー午睡チェックはお昼寝中の園児の安心・安全を見守るサービス。センサーが「うつ伏せ寝を検知」し、タブレットで先生にお知らせ。また「体の向きを自動記録」するため、手書き記録が不要になる。園児が装着する直径約40mmのセンサーには加速度センサーが内蔵されており、このセンサーが Bluetooth 接続でタブレットと繋がっていて、タブレット上でリアルタイムに園児の体の向き、体動の有無を把握することができる。うつ伏せ寝になったり、体動が検知できなくなったりするとアラート音と画面表示で保育士にいち早い対応を促す。
サービスの特徴と独自性
うつ伏せ寝の検知、および体の向きをチェック表に自動記録
ルクミー午睡チェックはボタン式センサーでタブレット(アプリ)と連動している。サービスの一番の強みは、従来のマット式にはできない「うつ伏せ寝の検知」、および体の向きを「チェック表に自動記録」できる点。接続コードや体重制限等もない。
体の向きは、仰向け/うつ伏せ/右向き/左向きの4方向を自動検知できる。
保育士が手書きで作成している「午睡チェック」表を自動記録でデータ化し、印刷が可能。印刷したチェック表は監査資料として提出できることを厚生労働省に確認済み。(提出資料の形式は行政により異なる)
「園児の見守り」だけでなく、「保育士の業務効率化」という意味でも優位性が高い製品となった結果、2018年1月の販売開始から2019年2月現在、契約園全国1,000施設を突破。特許取得(特許第6391858号)、2018年度グッドデザイン賞受賞、第12回キッズデザイン賞受賞。
サービスにおける生産性向上のポイント
顧客獲得施設数が約1.5倍、売上高が約1.4倍に成長
弊社はインターネット写真販売サービス「ルクミーフォト」の開発・提供から始まり、2,000 園の保育施設に導入され、保育現場を知る中で、保育士の悩みのひとつにお昼寝中に行っている「午睡チェック」があるという事を知り、「ルクミー午睡チェック」の開発に至った。
「ルクミー午睡チェック」の提供により、2018年12月期ベースでは、サービス提供前と比較して顧客獲得施設数が約1.5倍、売上高が約1.4倍に成長。
サービスの成果・社会や地域に対する影響
保育士の働き方改革を推進、より安心で安全な保育環境の提供を目指す
保育施設内での死亡事故は、年間約10~20件発生しており、その約77%が睡眠中に発生。さらにその約40%がうつ伏せ寝状態。
保育園において、毎日保育士が実施している「午睡チェック」の業務をIoT製品でシステム化、さらに自動記録で手書き作業の軽減をすることによって保育士の働き方改革を推進、より安心で安全な保育環境の提供を目指す。
今後の展望
「スマート保育園構想」の実現に向け
現在でも保育園は手書きでの書類が多い状況にある。その手書きで記録した、体温や睡眠中のデータなどを活動記録としてデータベース化、解析、「園児見守りAI」で分析することで、さまざまな「予兆サイン」を察知し、保育中の事故や感染症の予兆を知らせたり、子ども一人ひとりの発達に合わせた保育サポートができるのではないかと考える。「ルクミー午睡チェック」は「スマート保育園構想」の実現に向けた第一弾であり、第二弾の「ルクミー体温計」をモニター利用、一部既存顧客に向けセールス開始。
午睡チェックツールの市場としては、午睡時の安全・安心強化の取組みや厚生労働省および東京都などの補助金の効果もあり、導入する保育施設は増加傾向にある。