3DCGと陶器人形の製造技術を融合して、新たな価値の陶器人形開発・生産体制を確立する。瀬戸市の陶磁器産業においては、縮小傾向ながら現在も世界的に有名なキャラクター陶器人形を製造する世界レベルの技術を誇っている。
パソコン内で3DCGモデリングを行い、3Dプリンターによって出力。出力されたモデルを瀬戸焼人形（ノベルティ）の原型として使用。
3DCG技術を取り入れることにより、数値入力による正確な形状の制作や、繊細な表現が可能。
また、原型師の制作した原型は型取りの際に歪みが生じる為、保存される事が基本無いが、3Dデータとして読み込むことで保存が可能となる。
陶磁器制作に関わる企画、デザイン、マネジメントも一括して行う。

Setomoによる売上は徐々に増えつつある。新規取引が見込める4年目も、前年を上回る売上が期待できる。
また、Setomoにより開拓した取引先も増え、新たな事業展開が可能となった。
現在まで、アクセサリー・アーティストグッズなど様々な製品を製作したが、購入者の満足度が非常に高く、瀬戸焼の認知、ブランド向上にも繋がっている。

瀬戸焼は愛知県瀬戸市の地域資源であり、地域資源を活用してものづくりを行い、積極的に情報発信することで、弊社は勿論の事、「瀬戸焼」を周知・PR出来、地域に貢献出来る。
瀬戸焼、陶磁器産業に新たな価値を生むことで、地域の活性化を図る。
3DCGとアナログ両方からの指導による教育講座を行い、学生の技術力向上、雇用の可能性を広げる。3DCGを学ぶ学校に入学すると、最初は粘土造形から学ぶ。アナログで上手に造形出来る人が、パソコンという画材を手に入れ、デジタルで造形を上手に行うことが出来る。瀬戸焼の原型技術を若者に供与することで、世界レベルの3DCG制作力を持つ、デジタルコンテンツ業界の職人を生み出すことが出来る。

これまで、瀬戸地域及び、広く製陶業の中で、3DCGを用いて製作をすることは無かった。3DCGを用いることで、繊細な表現が出来、陶磁器の持つ高級感をより表現出来るようになる。例えばフィギュアのファン層は、繊細な表現をフィギュアに求めており、今まで手作業では出来なかった繊細な表現を、3DCGモデリングサービスによって実現させ、瀬戸のノベルティの価値を高める。本格的なCG映像製作会社が、3DCGを製陶業者に提供し、モノ作りの一翼を担う事例は、全国的に見ても例が無い取り組みであり、ターゲットは世界市場とし、日本の技術、瀬戸焼のPRを行う。